先週のアンタルヤオープン(トルコ)で、日本男子初のツアー芝大会優勝を遂げた世界44位の杉田祐一(28=三菱電機)が、今度は4大大会自身初の勝利をものにした。

 同232位で、大会推薦出場のクライン(英国)に7-6、6-3、6-0の2時間7分でストレート勝ち。4大大会本戦5度目の挑戦で、ついに勝利をつかみ取った。主な一問一答は以下の通り。

 -第1セットは苦しんだが

 杉田 リターンが1番、合わなかった。先週はすごい速いコート。今週は芝が球をしっかりかむ遅いコート。難しかった。

 -フェデラーに声をかけられた

 杉田 先週、おめでとうと言われた。うれしいっすね。

 -4大大会初勝利の味は

 杉田 意外と冷静。うれしいが、もっと上に行けるという自信がある。ここで終わらないという気持ちが強い。

 -昨年から、今を想像できたか

 杉田 いやー、ここまで上がるとは正直…。100番近く上げてきているので。グランドスラムのシード獲得近くまで来ている。

 -ここでも勝ち進める

 杉田 自分のホームである芝では、かなりのパフォーマンスが出せる。そこはかなり強く思っている。