世界ランキング36位の錦織圭(28=日清食品)は同4位で第3シードのアレクサンドル・ズベレフ(21=ドイツ)を3-6、6-3、6-4のフルセットで下し、日本人初の決勝進出を果たした。対戦成績は錦織の1勝1敗となった。

 決勝は2連覇中のラファエル・ナダル(スペイン)と対戦する。

 第1セットは第7、第9ゲームをブレークされ、ズベレフに第1セットを先取される。

 第2セットはお互いに1ブレークアップで迎えた第6ゲームから錦織が4ゲームを連取し、1セットオールに戻した。

 第3セットはサービスゲームをキープしあって迎えた第10ゲーム。錦織がブレークし6-4で最終セットの競り合いを制した。

 錦織は昨年8月に右手首を痛め、今年2月にツアー大会に復帰した。マスターズは4大大会に次ぐ格付けで、錦織は今大会が今季のクレーコートの初戦で前日は世界3位のチリッチを撃破し元トップ10の実力を発揮し勢いに乗っていた。