新潟アルビレックスBBが島根スサノオマジックを77-64で破った。チャンピオンシップ進出圏の中地区2位名古屋Dとのゲーム差は3のままだが、同率で並んでいた三遠がA東京に敗れたため、中地区3位に浮上した。

 Cダバンテ・ガードナー(26)、PG五十嵐圭(37)の2枚看板が試合開始からけん引した。第2クオーター(Q)を終えて、43-41の接戦の中、ガードナーは17得点、五十嵐は4アシスト。2人がきっちりと仕事をする。

 後半も競り合いになるが、島根にリードは許さない。第3QはPG畠山俊樹(26)の3連続得点などで主導権を握る。第4Qは序盤はPFラモント・ハミルトン(34)を軸に得点を重ねる。畠山とPG森井健太(22)のツーガードで展開を速くし、島根の攻守の切り替えに対抗。残り3分23秒のオフィシャルタイムアウト時で75-57と18点差をつけた。第3、4Qを中心に攻守がかみ合っての快勝だった。

 新潟の庄司和広監督(43)は「第3、4Qは辛抱強くプレーできた」と選手をたたえた。畠山は「明日(22日)も勝利をもぎとるしかない」と連勝に意気込みをみせた。

 ◆チャンピオンシップ(CS) 東・中・西の3地区の上位2チームと、ワイルドカードとしてその6チームを除く成績上位2チームの計8チームが出場権を得る。前節28節終了時点で東地区は1位千葉、2位A東京、3位川崎、西地区は優勝を決めた琉球、2位京都、新潟が所属する中地区では優勝を決めている三河の計6チームがすでにCS進出を決めている。