小武芽生(21=エスエスケイフーズ)が、日本勢最高の4位につけた。
小武は準決勝を7位で通過し、決勝の2番目に登場。1手1手テンポよくホールド(突起物)をつかみ登っていく。ルートも後半にさしかかり、青色のかまぼこ型のホールドが連続する場所、34手目をつかみに行くところで力尽き、33+の高度を獲得した。暫定1位となった小武は、7人が登り終えた段階でも暫定1位の座をキープ。壁横の待機所で祈るような表情で、残り3人の登りを見つめた。しかし、キム・ジェイン(韓国)に34+で首位を奪われると、ジェシカ・ピルズ(オーストリア)、ヤンヤ・ガルンブレト(スロベニア)が連続で完登(かんとう)。表彰台にはあと1手届かなかった。「力は出し切ったけど、くやしい」。達成感と心残りが一緒になった笑顔で決勝の戦いを振り返った。
今大会のリードのテーマに掲げていた「テンポの良い登り」には手応えも得た。「決勝ではどんどん進んでいこうという感じいこうと思っていた。悪い(登りにくい)ところに入ってからレスト(壁に張り付きながらの一時休止)しながらじわじわ登ってしまうとテンポが崩れてしまうので、そこをテンポよく登れたのは今回良かったのかな」。リードのトップ選手との差も痛感し「勝つにはもっと(練習を)積まないといけない。ラッキーだけじゃ勝てないんだな、と。実力も備えて、それプラス出し切らないと勝てないんだなって改めて再確認しました」と決意を新たにした。日本代表の安井博志監督は「上出来です」と小武の登りに太鼓判を押した。
野口啓代(29=TEAM au)は31+で8位となった。


