2020年東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委員会は22日、大会本番に向けたテストイベントのスケジュールを追加した。10月の第1弾(16イベント大会)に加えて、この日の第2弾では20イベントを公表(2イベントはすでに終了)。組織委では全56のイベントを予定しており、残りは来年1月ごろに公表される。

この日発表されたイベントの目玉は、2つの世界選手権。柔道の世界選手権は64年東京五輪の会場で、現在改修工事中の日本武道館で行われる。今年8月の世界選手権で金メダル8個を獲得した日本柔道が、東京五輪の「前哨戦」で再び金メダルラッシュを目指す。体操のトランポリンは有明体操競技場で開催。「プレ大会」で五輪初のメダル獲得へ弾みをつける。

今回はパラ水泳、パラ陸上など5つのパラ競技イベントの開催も公表された。計時などのテクノロジーや運営スタッフの実際の動線などを確認し、本番への課題を探るのがテストイベントの目的。それでも、本番会場で次々と大会が行われれば、五輪・パラリンピックムードは盛り上がる。2020年東京大会に向けて、本格的なカウントダウンが始まる。