中部大第一(愛知)が42-85で福岡第一に敗れ、初優勝を逃した。

攻守の素早い切り替えで互角の勝負を繰り広げたが、この日はチーム全体でシュートの決定力が低下。福岡第一を2本上回る56本の2点シュートを放ったものの、成功率は相手より14%以上も低い32・1%。10本放った3点シュートもわずか1本しか決められなかった。

常田健コーチ(48)は「相手にはアウトサイドからシュートを打たせていこうと話していたが、あそこまで高確率で射抜かれて浮足立ってしまった。フィニッシュ力の差が出た」と悔しがった。

ただ、今年は高校総体で準優勝し、ウインターカップでは初の決勝進出と結果を残した。指揮官は「思い描いていた戦いはできなかったが、みんなここまで最善を尽くして結果を残してきた。胸を張っていい」と選手たちの健闘をたたえた。