世界ランキング9位の錦織圭(29=日清食品)が同63位のデニス・クドラ(米国)を相手に7-5、6-2で勝ち、ベスト8に進出した。
第1セットを第10ゲームから3ゲーム連取して先取すると、第2セットも第1ゲームをブレーク。さらに強烈なフォアのショットで第7ゲームもブレークして力の差を見せつけて押し切った。ブレークポイントを1度も与えない快勝だった。
錦織は「ここに戻ってこられ、いいプレーができてうれしい。(クドラは)とてもいいテニスをして簡単な相手ではなかったが、第2セットからリズムがつかめた。体調は大丈夫。今後が楽しみ」とコメントした。準々決勝では同19位のグリゴール・ディミトロフ(27=ブルガリア)と対戦する。対戦成績は錦織の4勝1敗。
錦 織 | 2 | 7-5 6-2 - | 0 | クドラ |
- リターンする錦織(AP)
第2セット
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | T | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
錦 織 | ● | ○ | ○ | ○ | ● | ○ | 6 | |||||||
クドラ | ○ | ○ | 2 |
○はキープ、●はブレーク、Tはタイブレーク
▼第8ゲーム 錦織のサーブ 錦織がファーストを決め15-0。錦織がサーブアンドボレーを鮮やかに決めて30-0。錦織が7本目のエースでトリプルのマッチポイント。40-15から錦織がサーブアンドボレーからのドロップショットを鮮やかに決めて第2セットも奪い、ストレート勝ちで8強進出を決めた
▼第7ゲーム クドラのサーブ クドラのバックがネットにかかり0-30。錦織のリターンをクドラが返せず、錦織がトリプルのブレークチャンス。錦織の強烈なフォアのストレートをクドラが返せず、錦織がラブゲームでブレーク
▼第6ゲーム 錦織のサーブ 錦織が強烈なファーストからフォアのウイナーでファーストポイント。錦織が連続エースでラブゲームでキープ
▼第5ゲーム クドラのサーブ クドラが5本目のエースで30-0。錦織がクドラのミスを誘って30-40とブレークチャンス。錦織のフォアがネットインせずジュース。錦織のバックのリターンがネットにかかり、クドラがキープ
▼第4ゲーム 錦織のサーブ 錦織の連続ダブルフォールトで15-30。錦織がストローク戦を制して30-30。錦織のミスショットでジュース。2度目のジュースで錦織がバックのウイナーでアドバンテージとし、ワイドへの4本目のエースを決めて錦織がキープ
▼第3ゲーム クドラのサーブ クドラのダブルフォールトで0-30。15-30からクドラのバックがネットにかかり、錦織がダブルのブレークチャンス。2ポイントを返されジュースとなったが、錦織がフォアのウイナーでアドバンテージと3度目のブレークチャンス。しかし、ここは錦織のリターンがアウトし再びジュース。クドラがサーブで巻き返してキープ
▼第2ゲーム 錦織のサーブ 15-15から錦織がラリーを圧倒し30-15。錦織のバックのダウンザラインが決まり40-15。錦織がサーブアンドボレーからスマッシュを決めてキープ
▼第1ゲーム クドラのサーブ 15-15から錦織のバックのリターンが決まり15-30。錦織のバックのパッシングショットが決まり、ブレークチャンス。長いラリーから錦織のバックのストレートをクドラが返せず、錦織がブレーク
第1セット
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | T | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
錦 織 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ● | ○ | 7 | ||||||
クドラ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 5 |
○はキープ、●はブレーク、Tはタイブレーク
▼第12ゲーム 錦織のサーブ 錦織がストローク戦に競り勝ちファーストポイント。錦織の強烈なフォアがウイナーとなり30-0。クドラのセカンドのリターンがアウトし、錦織にセットポイント。クドラがリターンエースで40-15。錦織がワイドへのファーストを決め、第1セットを先取。錦織のウイナーは相手の11本に対し13本。凡ミスは相手の13本に対し5本
▼第11ゲーム クドラのサーブ クドラのバックボレーがアウトし0-30。クドラのバックがネットにかかり、錦織がトリプルのブレークチャンス。錦織の深いショットをクドラが返せず、錦織がラブゲームでブレーク
▼第10ゲーム 錦織のサーブ 15-15から錦織のフォアがアウトし15-30。ストローク戦で押しきり30-30。錦織のバックのアングルショットをクドラが返せず40-30。錦織のセカンドをクドラがリターンミスし、キープ
▼第9ゲーム クドラのサーブ クドラのミスで錦織がファーストポイントも、クドラが4連続ポイントでキープ
▼第8ゲーム 錦織のサーブ 15-15からクドラのリターンミスで30-15。30-30から相手の逆を突くフォアのクロスで40-30。クドラのバックがアウトし、錦織がキープ
▼第7ゲーム クドラのサーブ クドラが40-15からキープ
▼第6ゲーム 錦織のサーブ 0-30から2ポイント連取で巻き返し、ストローク戦を制して40-30。最後はフォアのストレートのウイナーでキープ
▼第5ゲーム クドラのサーブ 錦織が鮮やかなドロップショットを決めて15-15。40-15から錦織のフォアがアウトし、クドラがキープ
▼第4ゲーム 錦織のサーブ 錦織がフォアの逆クロスのウイナーを決め40-0。錦織がボディーサーブを決めてラブゲームでキープ
▼第3ゲーム クドラのサーブ 2本目のエースを決めるなどクドラのサーブがさえてキープ
▼第2ゲーム 錦織のサーブ 錦織が連続エースを決めるなどでキープ
▼第1ゲーム クドラのサーブで試合開始 いきなりエースでクドラがファーストポイント。錦織がバックのダウンザライン、バックのリターンで連続ポイント。2度目のジュースで錦織のフォアがアウトし、クドラがキープ