フェラーリの2台が1位・2位を独占した。今季はまだ勝利のないフェラーリだが、得意とする直線最高速の速さを武器に、6本のストレートをシケインやヘアピンでつないだレイアウトのジル・ビルヌーブ・サーキットで速さを見せた。

トップタイムを記録したのはシャルル・ルクレールで1分12秒177を記録。僚友セバスチャン・フェテルも0・074秒差で続いた。

メルセデスAMGはフェイズ2という新型パワーユニットを投入してきたものの、フリー走行1回目ではバルテリ・ボッタス車に燃圧低下の症状が発生し、フリー走行2回目ではルイス・ハミルトンがウォールにヒットして走行時間をロス。ボッタスは0・134秒差の3位、ハミルトンは0・761秒差の6位にとどまった。

レッドブル・ホンダもマックス・フェルスタッペンは難所として有名な最終シケインの出口でコンクリートウオールをこするなど苦戦し1・211秒差の13位。ピエール・ガスリーが1・168秒差の12位という結果になった。フェルスタッペンは極めてダスティーな路面に苦しんだとは言うものの「タイムアタックがきちんとできていれば4位以内には入ることできた」と語った。(米家峰起通信員)