男子エペ世界ランク2位で日本のエース、見延和靖(31=ネクサス)が決勝トーナメント2回戦で敗退した。

序盤から点数を離されて、10-15で世界ランク5位のアレクサニン・ドミトリー(カザフスタン)に敗れた。事実上の決勝戦ともいえる、世界ランカー同士による一戦を落として、決勝トーナメントから早々と姿を消した。

アレクサニンとは、頻繁に合同合宿を行う仲で、互いに手の内は知り尽くしているという。距離を取ってくる相手に対して、タイミングを見極めて突きにいくも、この日はあと1歩が遠かった。「構えた時は相手の調子はよくないように見えた。ただ突きに行った所を何度もかわされた。勝負どころを見極められなくて、焦りがでてしまった」と肩を落とした。

自国開催のアジア選手権で、去年と同じ2回戦敗退。応援を味方にできなかったことや、早々と負けてしまったことにショックを隠しきれなかった。残るは18日の団体戦のみ。「あと2日でしっかり調整する。このままではアジア選手権は終われない。必ずメダルを取りに行く」と決意した。