強化体制などを巡って選手との対立が表面化し、全理事が辞職となった全日本テコンドー協会に関して、男子プロバスケットボールBリーグの千葉ジェッツの島田慎二会長(49)が新理事になることが25日、分かった。

関係者によると、この日、島田社長は新理事の選定を担う外部有識者による検証委員と面談し、就任に前向きな意向を示したという。島田会長は株式会社ミクシィと資本提携を締結させるなど、経営不振に陥り危機的状況だった千葉を人気、営業面でもリーグ最高のクラブにした実績が持つ。検証委員会の委員長である境田弁護士は「彼は別格。(全日本テコンドー協会は)マーケティング、ビジネス戦略の部分がなかった。その部分で入ってもらおうと思う」と話した。すでに同協会の金原昇会長にも伝えられているという。以前の体制では新たな理事の人数のめどは「10人」という。

また同協会の金原会長は、27日に検証委員会の聞き取り調査を受ける。境田弁護士によると、12月上旬までに新理事を選定し、その後、理事会、正会員総会などの手続きを経て、年内をめどに新体制立ち上げを目指す。