スポーツ界のレジェントたちが語り合った。30日、スポーツビジネスのPRなどを手がける「HALF TIME」がオンライン上でカンファレンスを開催。柔道男子代表の井上康生監督(42)競泳五輪2大会連続2冠の北島康介氏(37)18年平昌五輪カーリング女子銅メダル本橋麻里(34)ラグビー元日本代表大畑大介氏(44)がスポーツの現在と未来について語り合った。

北島氏は26日に東京都水泳協会会長に就任。「水泳は全身運動、生涯スポーツとして長く続けてもらえるような策を考えていくようにしたい」と口にした。

自身は4度五輪に出場したが、16年リオデジャネイロ五輪で代表入りを逃して現役を引退した。「リオで代表に入れず、現地に行かせてもらって、いろんな競技を見た。いかに自分が水泳場と選手村の往復ばかりで過ごしてきたのかと思った。もっと吸収できることがあったかなと。今の選手はうらやましいなと思いました」と、他競技とのつながりの大切さを話した。

水泳界は近年、賞金大会も増えつつあり、選手が活躍できるフィールドを増えている。「選手が活躍できるフィールドを提供することも大切。一方で、いいものは歴史、伝統として残すべき。水泳は毎年、世界記録が出る競技。選手もそれを楽しみにしている。ゲーム性だけではなく、記録を伸ばしていくという部分も大切にしたい」と言った。