19年ラグビーW杯で南アフリカ代表の優勝に貢献し、トップリーグ(TL)のNTTドコモに加入したWTBマカゾレ・マピンピ(30)が14日、新天地でのデビュー戦に臨んだ。プレシーズンマッチの清水建設戦(ドコモ大阪南港グラウンド)で30分間プレー。広いスペースでボールを受けて相手をかわす場面もあり、見せ場を作った。

マピンピは昨秋W杯準々決勝の日本戦で2トライを挙げるなど、全体2位の大会6トライ。12日の入団会見では「僕の持ち味はスピード。日本は速いラグビーをする。自分たちのチームも速い。ファンの皆さんには、ぜひ会場に足を運んで見に来てほしい」と呼びかけていた。

この日は新型コロナウイルスの影響で無観客試合となったが、現在は仲間との連係を深めている最中だ。TL開幕は21年1月16日の日野戦(大阪・花園ラグビー場)。チーム目標の「トップ8」に向けて、さらにギアを上げていく。【松本航】