今季限りでの現役引退を発表したラグビー元日本代表FB五郎丸歩(34=ヤマハ発動機)が16日、浜松市内で記者会見を行った。「残り1シーズンを戦う気力、体力しか残っていない」と決断した理由を説明した。会見ではキックの際に両手を体の前で合わせる「五郎丸ポーズ」への思いも明かした。日本ラグビー界発展のために走り続けた男は、来年1月16日に開幕するトップリーグでファンへの感謝の思いを胸に戦い抜く。

<15年W杯VTR>

◆南アフリカ戦 29-32の3点差で迎えた試合終了直前、敵陣深い位置でPKを得たが、同点のペナルティーゴール(PG)ではなくスクラムを選択。南アフリカのFWがシンビン(一時退場者)で数的優位だったこともあり、最後はWTBヘスケスが左隅に飛び込んでトライ。34-32で逆転した。五郎丸は日本代表のW杯1試合最多24得点。

◆スコットランド戦 日本は前半にPGで先制を許すも、NO8マフィのトライなどで一時逆転。南アフリカ戦から中3日の影響から後半に入って運動量が落ち、後半だけで5つのトライを許して10-45で敗れた。五郎丸も1ゴール1PGの5得点にとどまった。

◆サモア戦 FW戦で優位に立った日本は五郎丸のPGなどで前半を20-0とリード。後半も手堅くキックで加点し、26-5と危なげなく勝ち切った。五郎丸は2ゴール4PG。

◆米国戦 五郎丸は2ゴール3PGで2試合連続マン・オブ・ザ・マッチ。試合は28-18で勝利したが、3勝で並んだ南アフリカ、スコットランドにボーナスポイントで及ばず、決勝トーナメント進出はならなかった。