新潟アルビレックスBBは今季2度目の連勝を逃した。信州ブレイブウォリアーズに67-76で敗れた。苦戦の中、21日に選手契約を結んだ新人のSG西田優大(21=東海大4年)がプロデビュー。23分1秒の出場で6得点1アシスト、2スチールをマーク。前日25日にチームに初合流したばかりでほとんどぶっつけ本番だったが、出場した時間は流れを引き寄せる奮闘を見せた。新潟は27日も信州と対戦。年内最後の試合で勝利を狙う。

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新潟の収穫が西田だった。第3クオーター(Q)、4分過ぎから出場するとドライブからのレイアップでこの日自身2本目のシュートに成功。残り3分12秒からはスチールからレイアップ。このQはアシスト1、スチール2を決めて、逆転の期待を抱かせた。

前日25日に初めてチーム練習に参加したばかり。まだプレーセットも覚え切ってはいない。それでも「消極的になってはだめ。アグレッシブに行く」と強気を通す。第1Q残り1分16秒で“プロデビュー”。第2Qはスタートから出場し、開始1分20秒過ぎに初得点。信州の211センチ、Cウェイン・マーシャル(34)のブロックにも気後れすることなく打ち切った。

昨季は特別指定選手として名古屋Dでプレーした。今は新潟と正式契約したプロ選手。「特別指定とは違う。出場するときは少し緊張した」。その緊張もコート上では消え去った。今季、学生でただ1人日本代表候補に選出された逸材。今季のインカレで優勝した東海大の主力で、大会の優秀選手にも輝いた。「若手を多く育てる印象がある」と入団を決めた新潟で、インパクトのあるプレーを見せた。

ルーキーの気迫も白星にはつながらなかった。福田将吾監督(36)は「立ち上がりの失点で流れが重くなった。後半はアタックできたが…」と悔やんだ。試合開始から連続6失点。1度もリードを奪えなかった。ターンオーバー15とミスでリズムを崩すなど、課題を露呈しての敗戦だった。

雪辱がかかる27日の2戦目。西田は「出だしからしっかりやれば勝てる」。勝利で20年を締めくくることを誓った。【斎藤慎一郎】