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今日の誕生日

アリョーナ・サブチェンコ(1984年)→Pick Up!


Pick Up! アリョーナ・サブチェンコ

女子選手として最多タイとなる5度の五輪に出場、18年平昌五輪で悲願の金メダリストとなったスケーターが37歳を迎えました。

平昌五輪ペアフリー
平昌五輪ペアフリー

ウクライナ・キエフの生まれ。3歳の時に国際的な重量挙げ選手だった父の勧めでスケートを始めました。

ペア競技を始めたのは13歳。99-00年シーズンからスタニスラフ・モロゾフと組み、ジュニア世代から国際舞台で活躍します。99年ジュニアGPファイナル、00年世界ジュニアを制します。翌季にシニアへ移行し、初の五輪となった02年ソルトレークシティー大会は15位でした。

03年、ドイツに移住します。ロビン・ゾルコービと組み、04-05年からはドイツ代表として再始動すると、一気に世界のトップ争いに加わりました。05年のスケートカナダでGPシリーズ初優勝、同年12月にドイツ国籍を取得し、2度目の五輪となる06年トリノ大会(6位)への道が開けました。

五輪では10年バンクーバー大会、引退を決意して臨んだ14年ソチ大会ともに銅メダル。悲願の金メダルへ、ゾルコービが指導者に転身するために引退するなかで、現役続行の道を探ります。新相棒はフランス人のブリュノ・マッソ。14年9月にドイツ代表として新ペアが決まり、15-16年シーズンから大会に出場します。16年の世界選手権では3位に入るなど、新コンビとの相性も抜群で、5度目の五輪、18年平昌大会を目指していきました。

前哨戦となる17年12月のGPファイナルを制して向かった、決戦の韓国。SPでは、マッソの3回転サルコーが2回転になるなど4位と出遅れましたが、フリーでは息の合った完璧な演技を披露。最後はリンクに倒れ込みながら2人で抱き合い、自らの持っていた世界最高得点を更新する159・31点をマークし、劇的な逆転優勝を果たしました。「自分を信じていなかったら、続けてこられなかった」と感慨深げに語りました。

世界選手権では08年に初優勝を飾り、合計メダル数は11個で女子では最多。通算5度の金メダルも手にしています。

私生活では16年にはアーティストのリアム・クロスさんと結婚。19年に第1子が誕生しています。


今日の1枚

日刊スポーツが蓄積してきた写真の中から厳選して紹介します。

2020年12月26日
2020年12月26日

20年12月26日、全日本フィギュアスケート選手権・男子フリーの演技を終えてガッツポーズを見せる宇野昌磨(代表撮影)。


今日の出来事

バンクーバー五輪代表の鈴木明子(24=邦和スポーツランド)に「応援歌」が完成。(2010年)

名古屋市内で練習を公開し、レゲエ歌手のMetis(メティス)が2月3日に発売する「キミに出会えてよかった」に乗って練習した。約1時間、精力的に滑り込むと「これは私だけに対してではないけど、彼女が『明子と出会えたことを込めて作った』と言ってくれた曲」と明かした。

もともと鈴木はMetisの曲を流して練習していた。地元名古屋のテレビ番組の企画で約1年前に初対面すると、年齢は鈴木の方が1歳下ながら、同じ3月28日が誕生日という縁もあって意気投合。昨年は、鈴木が2度ライブを鑑賞し、Metisも昨年12月のGPファイナルを観戦するなど、親交を深めていた。

GPファイナルで3位と好成績を収めた鈴木は、Metisを幸運の女神と感じているという。「お互いに高められる存在だし刺激を受ける。バンクーバーも来てほしい」と、ラブコールを送っていた。