日本アメリカンフットボール協会は30日、来年から社会人の優勝決定戦を日本選手権ライスボウルとして開催すると発表した。社会人と学生の代表が日本一を争ってきたが、近年の実力差から見直しを協議していた。この日の臨時理事会で決定した。

ライスボウルは日本フットボール誕生50年の84年から、東西学生対抗戦が日本選手権となった。3日の38回大会はオービックが関学大に快勝。当初は学生優位から最近は社会人が12連勝している。「社会人の強化、進化が著しく、学生が対等に勝負できる環境にない。体力差も大きく、指導者の感覚では対戦は危険を伴うレベルまで来ている」との判断となった。

社会人優位でも毎年約3万人の観衆がつめかけて定着している。「価値を高めてさらに注目されるために、日本最高レベルの試合が最適」と、日本社会人選手権ジャパンXボウルを日本選手権に格上げする。これまで通り、来年1月3日に東京ドームで開催を予定している。