世界王者、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、3年連続9度目の優勝を遂げた。4大大会自身初優勝を狙った同4位のメドベージェフ(ロシア)を7-5、6-2、6-2のストレートで下し、4大大会通算18度目の優勝となった。

ジョコビッチは、メドベージェフの攻撃的なショットを、安定したストロークでミスを減らし返球。逆に相手のミスを誘い、最も得意な全豪で優勝回数を増やした。

   ◇   ◇   ◇

ジョコビッチは、マッチポイントが決まると、コート上にあおむけに倒れ、自身が持つ最多優勝記録を更新した喜びに浸った。

3回戦で脇腹を痛め、プレー続行も危ぶまれた。大会前には、選手の完全隔離を緩めるように願い出たことで、市民から苦情を浴びた。「この数週間はローラーコースターのようだった。でも、難しい決断の中、開催してくれたことを感謝している」と、銀の優勝杯を掲げた。