日本スケート連盟の理事会が22日、都内で行われ、22年北京五輪(オリンピック)シーズンとなる21年度のスピード、ショートトラック、フィギュアの強化選手が承認された。

フィギュアの【特別強化選手】は、男子が羽生結弦(26=ANA)宇野昌磨(23=トヨタ自動車)鍵山優真(17=星槎国際高横浜)で、女子が紀平梨花(18=トヨタ自動車)坂本花織(21=シスメックス)宮原知子(23=木下グループ)。昨年12月の全日本選手権(長野)の上位3傑=今年3月の世界選手権(ストックホルム)日本代表が基準通り選ばれた。

【強化選手A】の男子には、今月高校生になった15歳の三浦佳生(目黒日大高)が入った。女子では、同じく高校1年の15歳吉田陽菜(木下アカデミー)に加え、中学生になったばかりの島田麻央(木下アカデミー)が12歳にして初めて選ばれた。島田は、国際スケート連盟(ISU)非公認ながら日本女子初の4回転トーループ成功者。26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪の金メダルを目指している。17年4大陸選手権優勝の三原舞依(シスメックス)も復帰した。

【アイスダンス強化選手B】には村元哉中、高橋大輔(ともに関大KFSC)組が選出された。高橋は10年バンクーバー五輪の男子シングル銅メダリスト。昨年、アイスダンスに転向して全日本選手権で2位になった。

一方で16年世界ジュニア女王の本田真凜(JAL)は強化選手から外れた。本田は昨年末の全日本選手権ショートプログラム(SP)直前に、めまいの症状で倒れたため棄権していた。【木下淳】