ノービスA(6月30日時点で満11~12歳)2年目の島田麻央(12=木下アカデミー)が、4回転トーループに挑んだ。3月の大会で初成功させた大技は転倒したが、その後のジャンプをまとめて106・66点。ショートプログラム(SP)との合計162・76点で2位となり「4回転トーループは試合で1回しか跳べていない。もっと確率を上げて、どの試合でも跳べるようにしたいです」と今後の目標を掲げた。

東京五輪では同じ中学1年生の開心那(ひらき・ここな、12=WHYDAH GROUP)がスケートボードの女子パークで銀メダル、1学年上の西矢椛(もみじ、13=ムラサキスポーツ)がストリート女子で金メダルを獲得。フィギュアスケートは年齢制限(五輪前年の6月30日時点で満15歳)があり、島田は現行ルールでは26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪を目指すことになる。東京五輪を「同年代の選手たちが1位とか2位を取っている。『自分も頑張れば取れるのかな?』っていう、希望が持てました」と振り返り、世界へ羽ばたくエネルギーとする。【松本航】