バドミントン男子シングルスで世界ランキング1位の桃田賢斗（27＝NTT東日本）が21日、まさかの1次リーグ敗退に終わった東京オリンピック（五輪）を振り返った。男女混合の団体で争う国・地域別対抗戦、スディルマン杯（26日開幕・フィンランド）への出発前に羽田空港で取材対応した。

敗因については「やらなければという気持ちが強すぎて、視野が狭くなっていた」。精神的に空回りしていたことを反省し、「もっと楽にじゃないけれど、柔らかい感じで、柔軟に対応できるようなメンタルでいれたら」と続けた。3年後のパリ五輪については「出られるなら出たいけど、まだそこは見てない。積み重ねの先にあればいい」と、目の前の一戦に集中していく。今後は10月末のフランス・オープンまで4大会を転戦。「変なプライドは捨てて、ゼロからチャレンジャー精神で向かっていけたら」。気持ち新たに、再スタートを切る。