女子はショートプログラム(SP)首位発進のマライア・ベルがフリーでも1位となる140・70点をマークし、合計216・25点で初優勝を飾った。25歳の女王は過去95年間の歴史の中で最年長となった。

「ついにチャンピオンになることができました。完璧な演技ではありませんでしたが、多くの事に向き合うことができました」。9回目の挑戦での頂点を喜んだ。「少し年齢を重ねても、若い時同じようにできることはうれしいですし、25歳で年老いているとは思いませんが、スケート界ではそうかもしれませんね。でも、滑ることに年齢的な明確な終わりはないという事実を知ってほしいです」とほほ笑んだ。

2位は18年平昌五輪代表のカレン・チェン、3位にイサボー・レヴィトが入った。摂食障害などを乗り越えて現役生活を続ける14年ソチ五輪代表のグレーシー・ゴールドは10位。20年全米女王でSP3位だった16歳アリサ・リュウ、同14位アンバー・グレンが新型コロナウイルス陽性により、フリーを棄権した。

3枠の北京五輪の米国代表は、今大会の成績を考慮して選ばれる。