男子テニスで、日本のエースの錦織圭(32=フリー)が25日、自身のアプリで、左股関節のけがで内視鏡手術を行い、半年後の復帰を目指すことを明らかにした。錦織がアプリに投稿したメッセージは次の通り。

みなさん、こんにちは。インディアンウエルズ大会以来、左股関節の痛みで試合に出られず、色々なリハビリも試したのですが、今週、チームと相談して、内視鏡による手術を受けました。6カ月後には復帰することを目標に、厳しいトレーニングを行っていきます。また、ファンの皆さんとお会いすることを楽しみにしています。圭

 

錦織は、昨年9月下旬のサンディエゴオープン出場のため、現地で練習中に腰を痛めた。同オープンは欠場し、10月上旬の米インディアンウエルズ大会で復帰したが、今度は腰から股関節に痛みが来たようだ。日本の味の素ナショナルトレーニングセンターで練習しながらリハビリを続けていたが、手術に踏み切った。

昨年末の日刊スポーツの単独インタビューで、すでにけがの様子を明かしていた。

錦織 昨年のUSオープンの時は全く(大丈夫)。その後、練習でピキッと(腰を)やって。インディアンウエルズにはギリギリ治って。でも、また長い試合をしちゃって、(股関節に)ダメージが来てたみたい。

ただ、当時は、まだリハビリに重点を置いていたが、その先も見通していた。

錦織 あまりいい状態とは言えない。リハビリして治していくか。だめだったら(手術も含め)どうするかって感じですね。

現在、開催中の全豪は欠場している。復帰は、早くても5月22日開幕の全仏か、7月以降の米国ハードコート・シーズンまで伸びることも十分に考えられる。ただ、テニス対するモチベーションは全く落ちていないと話していただけに、完全復帰を待ちたい。