1つ下のカテゴリーであるノービスながら、今季の全日本ジュニア選手権を“飛び級”で制した京都・広野中1年の島田麻央(13=木下アカデミー)が初出場初優勝を飾った。ショートプログラム(SP)に続き、フリーもトップの118・48点を記録し、合計182・47点。同じ木下アカデミーで2位の柴山歩(13=京都・立命館宇治中)に14・46点差をつけた。

現行ルールであれば26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪を目指す島田が、貫禄の演技を披露した。フリーは冒頭、日本女子で唯一跳べる4回転トーループに挑戦。惜しくもクオーター着氷(4分の1回転不足および同未満)となり、出来栄え点で減点となった。中盤には3回転ループが1回転となるミスもあったが、ルッツ-トーループの連続3回転ジャンプなどを成功させた。

島田は小6だった21年3月に、国際スケート連盟(ISU)非公認ながら、日本女子初の4回転トーループを成功させた。来季はジュニア転向となり、さらなる飛躍が期待される。