日本代表の中部電力が開幕3連勝を飾った。1次リーグ第3戦で米国と対戦。劣勢の終盤から、7-6で逆転勝ちした。

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この試合は第1、2戦からメンバーを変更。最年長29歳のチームの軸、松村千秋がリザーブからセカンドに入り、編成を変えた。「ちょっと(私自身は)1試合目だったので、前半はあまり良くなかった。チームメートに助けられ、試合の中でも修正しながら最後まで粘り強く戦えたんじゃないか」と振り返った。

第7エンド(E)で3点を許して、4ー5と逆転を許し、さらに第8Eで1点スチールされて4ー6とされたが、持ち味という粘り強さをここから見せた。

「最初は苦戦したけど、後半はうまくアジャストできた」と松村。氷の読みと研ぎ澄ませ、勝負の石を投げるスキップ北沢育恵に情報を集約させていった。

第9Eでは、北沢が男子顔負けの力強いヒット・アンド・ロールで危機を好機に代え、6-6の同点で最終第10Eへ。再び北沢が2投連続で正確なドローショットでセンター付近に石を置いて、相手に重圧をかけた。最後は米国のラストショットがミスとなり、1点をスチール。7ー6で勝利した。

コロナ禍での海外遠征。日本から送られた日本食を食べて試合に備えているという。松村は「日本食を食べているとみんな元気が違う。よく食べ、よく寝て、よく笑って、リフレッシュしながら頑張ってます」と笑顔をみせた。

第4戦で対戦予定だったスコットランドは、複数選手の新型コロナウイルスの陽性者となり大会を棄権しており、次戦は21日午後7時(日本時間22日午前11時)開始のドイツ戦になる。

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