北京オリンピック(五輪)銀メダルのロコ・ソラーレのサード吉田知那美(30)が、相手の「決死の1投」を封じた!?

第4エンド、2-1とリードした後攻のロコ・ソラーレのサード吉田知が、自身の1投目を投じる前に大声でチームメートに確認した。

「相手、決死の1投ある?」

CSテレ朝チャンネル2の生中継で解説した山口剛史(SC軽井沢クラブ)は実況アナウンサーからこの言葉の意味を尋ねられ、「僕も初めて聞きました」「『決死の1投』というのはあれですよね、『決死の1投』ですよね」と困惑気味に解説。それでもアナウンサーからの「狙いはそれで伝わるものなんでしょうね」との問いかけに「はい」とうなずいた。

山口は以前、日刊スポーツの取材に「ロコ・ソラーレは独自の表現をチームで持っている。合宿や練習でずっとこだわって取り組んでいるから、そういう表現ができているのでは」と話していた。「決死の1投」も、チームで共有する独自表現と言えそうだ。

吉田知が投じた1投は相手の石を2つはじき出すダブルテークアウトに見事成功。投じた直後に本人はいまひとつ満足していないような表情を浮かべていたが、最終的には一挙3点のビッグエンドに結びついた。

試合は世界チームランキング5位のロコ・ソラーレが、ローラ・ウォーカー(カナダ)がスキップを務める同10位のチームを8-5で下した。通算2勝1敗とし、準々決勝進出に王手をかけた。

次戦は日本時間16日午前1時から、カナダのクリスタ・マッカービルのチーム(世界チームランキング16位)と対戦。同試合も、CSテレ朝チャンネル2で生中継される。

◆プレーヤーズ選手権 ワールドツアー最高峰のグランドスラムと呼ばれるシリーズの1つで、男女とも世界チームランキング上位16チームが招待を受ける。辞退チームがあった場合は、同17位以降のチームが繰り上がりで出場資格を得る。勝ち上がり段階で3度負けると敗退となる「トリプルノックアウト方式」が採用され、3勝した8チームが決勝トーナメントに進む。