北京オリンピック(五輪)銀メダルのロコ・ソラーレ(世界チームランキング5位)が、五輪後初めて臨んだ大会で準々決勝で敗退した。カナダのチーム・エイナーソン(同6位)に3-7で敗れた。
スキップの藤沢五月は「自分たちのミスの傾向を変えられなかった。全体的に見れば試合内容はそこまで悪くなかったと思うが、相手の強さを感じた」と振り返った。
大会2連覇中の強豪相手に、序盤から苦戦を強いられた。0-1の第2エンド(E)、有利なはずの後攻で複数点を奪われるピンチを迎えたが、ここは藤沢の好ショットで1点を確保。直後の第3Eには最大5点を与えかねない場面となるも、なんとか1失点でしのぐなど、しびれる展開が続く。第5Eに2点を挙げて同点としたものの、その後は連続で複数点を許し、最終エンドを前に負けを認めた。
前日とは氷の状態が異なったという。セカンドの鈴木夕湖は「イメージを切り替えられず、ハーフショットをたくさんしてしまった」と悔しそうな表情。その鈴木が「もっと試合したかったな」と口にすると、選手たちは「切実~」と声をそろえた。
今後は5月の日本選手権(北海道北見市)に出場予定。地元で開催される日本一決定戦に向けて藤沢は、「今回出た課題や収穫を次に生かしたい」と話した。
◆プレーヤーズ選手権 ワールドツアー最高峰のグランドスラムと呼ばれるシリーズの1つで、男女とも世界チームランキング上位16チームが招待を受ける。辞退チームがあった場合は、同17位以降のチームが繰り上がりで出場資格を得る。勝ち上がり段階で3度負けると敗退となる「トリプルノックアウト方式」が採用され、3勝した8チームが決勝トーナメントに進出。五輪や世界選手権は10エンド制だが、ワールドツアーの大会は8エンド制で行われる。
◆グランドスラムでの日本勢 ロコ・ソラーレは19-20年シーズンに3大会連続ベスト4などの実績があるが、決勝進出はまだない。北海道銀行が19年10月のマスターズで北海道銀行が準優勝の成績を収めている。
◆北京五輪後のロコ・ソラーレ 帰国後の隔離期間や、つかの間のリフレッシュ期間を挟んで3月22日から氷上練習を開始。実戦感覚を取り戻すべく、5月の日本選手権に出場する男子チームとの練習試合を2回ほど消化してカナダに向かった。小野寺亮二コーチによれば、練習試合はいずれも勝利した。


