NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安(浦安)のロブ・ペニー・ヘッドコーチ(HC、58)とCTBシェーン・ゲイツ主将(29)が、険しい表情でレフリングへの不満を口にした。
13点を追う後半29分、途中出場のフランカー金正奎(30)がインゴールでトライを狙った。両チームの選手が入り乱れる形となりながら、ボールを置いたかと思われたが、橋元教明レフェリーはTMO(ビデオ判定)を採用。浦安の選手はトライを確信して自陣に戻り、ゴールキックの準備をして判定を待った。
だが、結果はノートライ。クボタスピアーズ船橋・東京ベイ(東京ベイ)ボールで試合再開となった。
試合後、ペニーHCは「選手たちが心を込めてプレーをしてくれた。誇りに思っている」と評した上で、レフリングに言及した。
「オフィシャルの判定で足を引っ張られた。そこが向上しない限りは、日本ラグビー界も向上しない。トライライン上を越えて、ボールが置かれていたのは、誰の目から見ても明らかだった。2つのいいチームがフェアにコンテストしているのに、流れ、勢いが変わっていく。オフィシャルの影響が大きかった」
隣のゲイツも正直な感想を明かした。
「レフェリーのスタンダードでゲームが壊された。重要な局面で、そのような判定がされるのは異様。一貫性が保たれなければ、日本ラグビーが次のレベルに達する大きな妨げになる」
ゲイツにはレフェリーからトライが認められなかった理由について「明確なグラウンディング(ボールを地面に置くこと)がない」と説明があったという。
チームは最終節を残し、勝ち点18の12チーム中9位。来季はNTTドコモレッドハリケーンズ大阪が規模縮小するため、11位の大阪を除いた下位2チームが、2部との入れ替え戦対象となる。入れ替え戦圏内の10位リコーブラックラムズ東京とは勝ち点2差。最終節のコベルコ神戸スティーラーズ戦(8日、ユアテックスタジアム仙台)で勝てば自力での残留が決まるが、予断を許さない状況となっている。【松本航】
◆残留争い
<9>NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安(勝ち点18)※最終節=コベルコ神戸スティーラーズ戦
<10>リコーブラックラムズ東京(勝ち点16)※最終節=NTTドコモレッドハリケーンズ大阪戦
<11>NTTドコモレッドハリケーンズ大阪(勝ち点14)※入れ替え戦対象外、最終節=リコーブラックラムズ東京戦
<12>NECグリーンロケッツ東葛(勝ち点14)※最終節=横浜キヤノンイーグルス戦


