バスケットボールBリーグ1部のレバンガ北海道は5日、札幌市内で、8、9日のアウェー三遠戦に向けたトレーニングをメディア公開した。

今季新加入したフィリピン代表のSGドワイト・ラモス(24)が、比代表の同僚で三遠のSGサーディ・ラベナ(25)との対戦を心待ち。大学の先輩でもあるが「とにかく勝ちたい」と、闘志を見せた。

大学でも代表でも同じコートで汗を流すチームメートだが、リーグではあくまで倒すべき相手だ。「(ラベナは)身体能力が高く、(シュートを)決めきるスキルもあるし、ゲームメイクもできる。もちろん時間があればコートの外で話すこともあると思うけれど、まずは2つ勝って(札幌に)帰ってきたい」と、同僚のプレーを警戒しながらも、チームの勝利を優先する決意を口にした。

個人では開幕2試合で23点を積み上げ、Bリーグ通算500得点まで残り17点に迫る。チームはホーム開幕2連敗でのスタートとなったが、シーズンは始まったばかり。「向かっている方向は間違っていない。プレーの精度を高めて、1日1日を大切に突き進んでいきたい」とラモス。「フィリピンの至宝」とも呼ばれる同郷の先輩との対戦をステップに、レバンガを高みへ誘う。【中島洋尚】