5度目の正直だ! 八戸学院光星(青森、男子)は、全国高校バスケットボール選手権(ウインターカップ)に2年連続5回目の出場。だが、昨年は白樺学園(北海道)に63-68と惜敗するなど、まだ1度も初戦を突破できていない。今年は例年以上の個の力と、先輩が作り上げてきたチームプレーで、悲願のウインターカップ1勝をつかみ取る。チームは今日24日、桐光学園(神奈川)との初戦を迎える。
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個の力が強みだ。古沢然主将(3年)は「1対1から崩すことができる」と、チームディフェンスから1対1で切り崩す突破力に自信をのぞかせた。古沢の強みは身体能力を生かしたレイアップシュートとドライブ。「ジャンプの部分では負けない」と高さには絶対の自信がある。
「去年は全国の厳しさを感じさせられました」。白樺学園戦に先発出場した古沢は、敗北をコートで味わった。試合は前半まで35-24と11点リード。だが、第3Qに猛追され、47-47と同点に追いつかれて迎えた第4Qで競り負けた。「残り1分くらいで相手に決められてから、チームが焦ってしまった。自分たちの点数につなげられなかった」。古沢はこの敗戦を糧に、最後まで冷静さを保つことを重視。「1人が焦ってしまうと、その焦りが全員に広がる。全員を1回落ち着かせてからプレーするよう心がけています」。県予選決勝の青森山田戦ではその成果を発揮。前半をリードして迎えた後半にディフェンスが崩れ猛追を受けたが、チームは焦らず最後までリードを守って優勝した。
チームを落ち着かせる存在にはもう1人、3年生の川村優生がいる。川村の武器は182センチとは思えないスピード。川村は「常に先頭で走る気持ちで戦いたい。一番足を動かしてチームにいい勢いをもたらしたいです」と意欲を見せた。先発メンバーは古沢と川村に加え、2年生が3人。古沢は「どっちがボールを持っても(チームを)落ち着かせることができるという安心感がある」と川村に大きな信頼を寄せている。川村も「いざとなったら頼りになる、チームに不可欠なエース」と古沢を信頼。2人がチームを落ち着かせ、武器である1対1を最大限機能させる。
チーム目標は「ベスト16」。川村は初のウインターカップとなるが「不安はなくて…。ワクワクしています」。古沢は「しっかり2回戦も勝ちたいと思います」と気を引き締めた。ベスト16進出には25日の2回戦突破が必須。5度目の正直は全国1勝だけではとどまらない。【濱本神威】


