バレーボール男子のサフィルヴァ北海道が7日、北海道イエロースターズへチーム名変更を発表し、札幌市内で記者会見を行った。

会見には代表取締役の三木智弘氏(27)と平野龍一氏(42)、郡浩也(27)と小森郁己(27)、クリエーティブディレクターの岡田喜則氏(44)が出席した。チームは24-25年シーズンから新たに発足されるSVリーグへの参入を目指している。三木氏は「新しいチーム名でV2リーグで優勝をして、勢いのままにSVリーグに上がっていきたい」と話した。

昨季はV2リーグ3季目で3位。上位2チームが進める入れ替え戦進出をあと1歩で逃した。同じ北海道のチームであるヴォレアス北海道はV1昇格を決めており、郡は「僕たちの最大のライバルであるヴォレアス北海道は上のカテゴリーに行った。僕らが追い付いて、追い越すためにはV2優勝というのはマスト。優勝して次のシーズンにつなげたい」と意気込む。

SVリーグ参入にはライセンスが必要で、審査基準や条件などは今後発表される予定。平野氏は「ライセンスを取れるようにこの1年かけて、しっかり準備をしていきたい。チームとしては勝ちながら、経営としてはライセンスを取れるように。優勝して上がるのが1番かっこいいですし、そういうストーリーを描いている」と口にした。

北海道イエロースターズの名前には、選手やスタッフ、ファンの人たち、それぞれ輝いてほしいという想いが込められている。メインロゴは黒と黄色を基調に星をイメージしてつくられた。小森は「名前のように選手1人1人が輝けるようにしたい」と笑みを浮かべた。

新シーズンは昨季までと同様に、北ガスアリーナ46(札幌)をメイン会場としていく予定だ。今後は7月に監督を含めた新体制の発表を見込んでいる。平野氏は「かっこよく、誰からも愛されるチームをつくりたい。全試合満席にできるように。24-25年シーズン、SVリーグ参入挑戦に向けて準備していきたい」とビジョンを描いた。【山崎純一】