混合ダブルス決勝で加藤未唯(28=ザイマックス)ティム・プッツ(ドイツ)組が、ビアンカ・アンドレースク(カナダ)マイケル・ビーナス(ニュージーランド)組を4-6、6-4、10-6で破り、優勝した。

昨年大会でオランダ選手と組んだ柴原瑛菜に続き、2年連続で日本人選手が制した。加藤は女子ダブルス3回戦で失格となった悔しさを糧に、4大大会初制覇を成し遂げた。

優勝の瞬間、加藤は両手を挙げて、喜びを爆発させると、プッツと抱き合い、喜びを分かち合った。

表彰式ではパートナーのプッツがマイクを持つ中、「ここまでチャレンジングな日々でした。ダブルスからいろいろなことがありました。みなさんからポジティブなエネルギーをもらって頑張ることができました。ダブルスで失格処分になりましたが、全力を尽くしました」と言葉を詰まらせながら話した。

観客席で見守っていた女子ダブルスの相棒スーチャディには「また、女子ダブルスで頑張りましょう」と感謝とともに呼びかけた。

さらに、失格騒動の一端となった対戦相手についても言及。「またいい試合をしましょう、と伝えたい。失格は残念でしたが、いい結果が出てポイントが戻ることを願っています」と、前向きに話した。

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◆放送 全仏オープンテニスはWOWOWで連日生放送。WOWOWオンデマンドでは日本人選手の試合が全試合ライブ配信される。