男子バレーボールで世界ランキング6位の日本が、破竹の開幕10連勝を飾った。同10位のオランダを3-1で下した。
山内晶大(29)小野寺太志(27)のミドルブロッカーコンビが、ブロックでチームに流れを引き寄せた。日本はファイナルラウンド進出を既に決めている中で、出場16カ国中、唯一負けなしで単独首位をキープ。予選ラウンド全勝突破も見えてきた。次戦は8日、同4位イタリアと対戦する。
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無傷の開幕10連勝を引き寄せたのは、ミドルブロッカー陣の奮闘だった。フィリピン大会メンバーで最年長となる29歳の山内、初戦から全10試合でスタメンを任される小野寺。双璧がともに3本のブロックを決めた。チーム一丸でプレッシャーをかけ、全体では平均身長2メートル超のオランダの10本を上回る12本のブロックに成功。小野寺は「いいブロック、いい調子で来られています」と胸を張った。
ブロッカー陣の成長は、攻撃陣の成長とともにあった。14年に代表に初選出され、W杯や東京五輪などの大舞台で経験を積んできた山内は、今大会開幕前に手応えをつかんでいた。「石川選手や高橋藍選手、海外のトップレベルでやっている選手が世界基準を持ち帰ってくれた。練習で彼らをブロックできると非常に自信につながる」。文字通り、高いレベルで切磋琢磨(せっさたくま)してきた。
だから、史上初の記録にも慢心はない。小野寺は、勝利の余韻に浸ることなく言い切った。「イタリア、そしてポーランドと強豪が残っている。気を引き締め直して明日から勝ちに行きたい」。昨年の世界バレー優勝、準優勝国との連戦が控える。ベスト4入りを期すファイナルラウンドへ、最高の12連勝で締めくくる覚悟だ。【勝部晃多】


