フェンシング世界選手権(イタリア・ミラノ)女子サーブルで日本勢初の2連覇を遂げた江村美咲(24=立飛ホールディングス=HD)が3日、東京・立川市の立飛HD本社で褒賞金贈呈式に出席し、村山正道社長から褒賞金500万円を贈られた。
会見の冒頭に「けがや珍しいほどの不調もあって、昨年とは違う新しい挑戦だったので、価値のある大会になりました」と話したことに関し、その中で2連覇できた要因を問われると「この1年間、けがで苦しんで。精神的な弱さも突きつけられて。(国際大会で)銅メダル2回、その負け方にも納得いってなくて、何で納得いく試合ができなかったんだろうと。もともと完璧主義で、結果にこだわりすぎて、いい試合ができなくなっていた。結果から離れてクオリティーを求めてきたら、勝敗から気持ちが離れすぎてしまって。考え過ぎていたので、より勝ちにこだわるように、本気でぶつかる覚悟、受け止める覚悟を持ちました。全力でやった時の負けって本当に苦しいので、より強く覚悟を持って戦えたことが結果につながった」と振り返った。
髪色は前日に美容室でオレンジに。「夏らしく」した。帰国の安心と、重圧から解き放たれた気持ちを大事に、つかの間のオフへ。「どこか旅行に行きたいな」とも話した。
リフレッシュした後は9月10日に女子サーブルの東京都シニア個人選手権(出場は未定)があり、同15~18日は日本選手権が静岡・沼津市で。さらに同月末から杭州アジア大会(中国)も始まる。10月は再び沼津市でのランキング大会を経て、W杯アルジェリア大会からパリ五輪代表選考レースが再開する。
2度の世界一も通過点。大目標の24年パリ五輪(オリンピック)で金メダルへ「女子も(メダル獲得自体)まだだし、サーブルも初だし、日本人初はいつまでもないことなので、次こそは決めたいなと思います」と、来夏に刻む新たな歴史を思い描いた。【木下淳】


