22年北京五輪(オリンピック)銀メダルの鍵山優真(20=オリエンタルバイオ/中京大)が、1年6カ月ぶりの国際大会を優勝で飾った。ショートプログラム(SP)首位で迎えたフリーで174・12点、合計265・59点とした。

冒頭の4回転サルコーを決めた。続く4回転トーループは2回転になったが、以降は高評価を得るジャンプを続けた。さらに表現力、技術などを評価する演技構成点では3要素とも9点台を並べてみせた。

左足首の影響で22年3月の世界選手権(フランス)以来遠ざかっていた国外試合だった。治療期間もへて、迎えた新シーズンだった。今大会からコーチとして14年ソチ五輪銅メダリストで欧州女王に3度輝いたカロリナ・コストナーが加入。父の正和コーチに加えて、大きな援軍を得ていた。

吉岡希(法大)は合計210・46点で4位だった。