明和県央(群馬)が北越(新潟)を下して、2回戦に駒を進めた。
明和県央は前半3分と同7分にプロップ生方碧空(うぶかた・そら、3年)が、鋭い動きで相手の隙を突いてトライを決め、流れを呼び込んだ。モールから押し込んだ展開からのトライに生方は「みんなが頑張ってくれた。おいしいところを自分がもらっちゃっただけですね」と笑顔を見せた。
この試合では、FW陣が積極的に前への姿勢を見せて戦った。「スピードで相手を置き去りにする。それが県央としての戦いです」。自身初という花園の第1グラウンドに緊張感を味わいながらも、堂々とした戦いで相手を圧倒した。
生方がラグビーを始めたのは明和県央に入学してからで、中学まではサッカー部だった。サッカー部出身のラガーマンというと、BKの選手が多い印象だが「めちゃくちゃパワー系のセンターバックでした」という生方は、最初からFWとして育てられた。
「サッカーだとすぐ相手が倒れてファウルになっちゃうけど、ラグビーは違う。のめり込んじゃいました。パワーで勝った時はまじで気持ちいいっす」。素早さも持ち合わせるプロップは、パワーが存分に生かせるラグビーとの出会いを喜び、大舞台でもプレーを楽しんだ。
30日の2回戦では、Bシードの報徳学園(兵庫)とぶつかる。生方は「相手にのまれると負けてしまうので、自分たちの雰囲気でやれるようにしたい」。成田仁監督(55)に「ボールを動かすスピードを日本で一番早くしようと取り組んできた中で、FW陣がうまく入り込んでくれた」と評されたパフォーマンスが、前回準V相手との一戦でもカギを握ることになる。【永田淳】


