全日本学生ハンドボール選手権大会で10連覇を遂げた大体大ハンドボール部女子の祝賀会が6日、大阪市北区のウエスティンホテル大阪で開催された。原田宗彦学長、浪商学園・野田賢治理事長が、能登半島地震の被災地にお見舞いの言葉を述べた後であいさつ、斎喜俊也OB会長が乾杯の音頭をとった。

昨年11月、北海道函館市で行われた決勝は、筑波大を26-24(前半12-13、後半14-11)で勝利し、史上最長の連覇記録を更新する10大会連続11回目の優勝を果たした。

日本ハンドボール協会・宮本英範専務理事、関西ハンドボール連盟・加納庸光理事長が祝辞。その後、指導者として貢献した、北陸高・福本正巳、香川中央高・田中潤、大体大浪商中・吉本遼の3監督が表彰された。

優勝メンバーが紹介された後、選手を代表して藤井愛子主将がお礼の言葉を述べた。ハンドボール女子・楠本繁生監督(大体大教授)があいさつし、小林博隆部長の閉会の辞で締めくくられた。

会見に応じた楠本監督は常勝チームを築いたことに「1年1年の積み上げが今につながっている」と語った。

「4年生にとっては負ける歴史の1ページを作るのがプレッシャーになっているようですが、勝ってほっとする喜びを感じるようです。僕自身はチームのスタイル、選手を指導する際に同じことをやっていることは間違いなくありません。1年1年進化させながら、いかに大きなマルにするかを突き詰めてやっているつもりです」

日本代表「おりひめジャパン」監督も兼任している楠本監督からは、富山県の北西部に位置する氷見市に実家がある代表選手が被災し、避難所に移ったことが明かされた上で、石川県白山市で行われる予定の代表合宿が大体大に変更されたことが明かされた。

「氷見市もハンドボールが盛んな土地柄で、我々がパリ五輪に出場して、勇気、感動を与え、パワーを送ることができればと思っています。パリ五輪という険しく大きな山を決めた弾みで11連覇に向かいたいです」

4月にスウェーデンで行われる五輪最終予選に臨む代表選手の石川空(大体大3年生)も「五輪はあこがれでした。世界に通用するディフェンス力をつけて必ず五輪に行きたい」と意欲を示した。【寺尾博和】