3年ぶりの優勝を狙うコンサドーレが、この日1戦目に2連覇中のSC軽井沢ク、2戦目にチームTANIを下し、1次リーグ4戦全勝のブロック首位で2次リーグに駒を進めた。

長野五輪日本代表でスキップを務めた敦賀信人コーチ(46)が、ハーフタイムの一喝でチームを引き締めた。第5エンドを終えて5-2。第4エンドをブランクにし、続く第5エンドも1点のみ。有利な後攻を生かせなかったメンバーに「アイスの幅とウエートの読みが雑。きちんと修正してほしい」と厳しく言い放った。チームは第7エンドに決定的な4点を奪い、コンシード勝ちした。

昨年5月、元女子日本代表監督でサードの阿部晋也(44)からの「手伝ってほしい」というメッセージを携帯で受け取り、チームのコーチに就任した。13年の日本選手権以来10年ぶりに氷上復帰。昨夏、若手メンバーが体調を崩した際には、試合にも出場した。昨秋はカナダ遠征にも帯同してチームの強化をはかり、過去9度制した舞台に戻ってきた。「私が復帰することで、北京で出場を逃した日本の男子が、五輪に復帰できれば」と、思いを語る。

弱冠二十歳だった98年の長野五輪に、試合を決めるスキップとして出場した。準決勝進出をかけた米国戦で、わずか3センチの差で敗れて5位。最後の一投を投げ終え、涙を流すシーンが日本中の感動を呼び、競技が国内に知れ渡った。

だからこそ、当時の自分と同じ20代前半の選手が2人いるコンサドーレを、あの場所で戦わせたい。「オリンピックをきっかけに競技人口も増やしたいし、理解してくれる人も増やしたい。応援してくれる人も増やしたい」と敦賀コーチ。2次リーグでも日本の“ミスターカーリング”が、コンサドーレを勝利に導く。