中大男子バレーボール部の次世代選手育成を目的とした海外派遣プロジェクト「THE FUTURES」により、イタリアリーグ・セリエAへ派遣中の1年生アウトサイドヒッター笹本穏(やすき)が6日(日本時間7日)、練習生として所属するベローナへ合流し、初日練習に参加した。
愛知・愛工大名電時代は、エースとして春高バレーに出場した経験を持つ笹本だが、世界最高峰のリーグを肌で感じ「世界の高さ、ボールの速さを体験してみて、日本ではできない経験だと思った」と、衝撃を受けたことを明かした。
チームには、スロベニア代表で今季リーグ得点ランキング6位(8日現在)のロク・モジッチ(22)や、18歳のリベロ、ピエトロ・ボリソーニら、同世代の選手も多く在籍する。
「初めて会って言語もあまり通じない中で、コミュニケーションを多く取ってくれる。雰囲気もよく、初日にしてとてもやりやすい環境だった」と、皆の歓迎に感謝した。
5日には石川祐希が所属するミラノの練習を見学。憧れの大先輩と対面を果たした。「練習に対しても1球1球無駄にしないし、意味を持ってプレーしているんだなと思った」という。質問をする機会にも恵まれ「常に高い目標を持っているな、と。どんな質問に対する返答も、トップへの意識を感じました」と、目を輝かせた。
イタリアリーグの派遣期間は約1カ月間だが、これから多くのことを吸収する。イタリアの街並みに「歴史があるんだな」と心動かされ、食事にも舌鼓を打った19歳。「言葉がもっとわかれば生活しやすいかな」。人生初の欧州。文化にも適応し、新たな自分を発掘していく。
◆海外派遣プロジェクト「THE FUTURES」とは バレー界の将来を担う選手の輩出を目指し、16年に発足。翌17年に本格的な活動をスタートさせた。バレー部OBに加え、大学OBの企業家たちが、渡航費や生活費を全て負担する。笹本は中大に進学したきっかけの1つに「石川祐希さんから代々行っていたので、そういうものがあるんだと」と、このプロジェクトを挙げていた。過去には、石川をはじめ、現在Vリーグで活躍する都築仁や鍬田憲伸らが派遣されている。


