バレーボールVリーグ女子1部のファイナルステージ(FS)が、24日に東京・片柳アリーナで開幕する。

レギュラーラウンド(RR)上位6チームによるトーナメント戦で、RR3位の久光スプリングスは2年ぶりの王座奪還を目指す。カギを握るのが3年目のセッター万代真奈美(25=筑波大)と高卒ルーキー北窓絢音(19=誠英)。RRでは主に途中出場ながら、それぞれが求められる役割を果たし、勝利に貢献してきた。島根・松江市出身の“姉妹”コンビが、飛躍のシーズンを振り返りFSに向けて意気込みを語った。【取材=勝部晃多】

■島根・松江市出身の“姉妹”コンビ

-おふたりは松江市の出身です

北窓 家も近いんです。

万代 めっちゃ近いです。チームにもう1人島根県出身がいるんですけど、浜田市なんで松江とほぼ横に2時間とか(かかる)。だから、島根って言っても、あんまり家の近くの話とかできなかったんですけど、絢音が来て「ここにこれがあって、ここにあれがあるよね」みたいな話で盛り上がります。

北窓 本当に近いんです。

万代 車で5分かからないよね。自転車で行ける(笑い)。

-帰省することはありますか

万代 ありますね。年に2回とかは。帰ろうと思えば、短い期間で帰れるので。

北窓 私、お母さんとか大好きなので、暇があったら帰ります。

万代 私も大好き。

-地元愛があるんですね

万代 ありますよ。「故郷だな」って思います。小学までしかいなかったんですけど、帰ったら「懐かしいな」みたいな感じはすごくあります。小学校でいなくなったので地元の友達はいないんですけど、トレーニング施設やプールに行ったりして。一番リフレッシュしてるかなって思う。あとは、おばあちゃんちに行く。それだけですね、やることは。

北窓 おじいちゃんが玉造温泉のところに住んでるから、しょっちゅう温泉に入っています。

-万代選手は小学卒業後、北窓選手は中学卒業後に地元を離れました。寂しさとかはありませんでしたか

万代 ありましたね。寮に入って1カ月とかでホームシック、みたいな(笑い)。寮生みんなで我慢大会をしてたんですよ。誰が最初に実家に電話するか。携帯電話を持ってなかったんですけど、公衆電話が3台あって、誰が1番に電話するか、みたいな。自分は結構最後の方、1週間堪えましたよ! 「もう帰りたい」って、1日の人もいましたね。

北窓 私は1日でしたね。私のは、誰が最初に泣くか、みたいな。寂しくてきついし…。多分、私が1位か2位ぐらいで泣きました(笑い)

万代 いいのよ、いいのよ。

-互いにファンが知らない意外な一面を教えてもらえますか

北窓 真奈美さんは…(長考)。めちゃくちゃゲームが弱いです!

万代 いや、なんか褒めてくれるんかなと思った。この流れで、それ…?(笑い)

北窓 マリカー(マリオカート)めちゃくちゃ弱いんですよ。

万代 ゲームが続かないんですよね。携帯ゲームとか、1週間続いたらすごいもん。

北窓 え? ほんと?

万代 強くなるんで、今度は今の立場を逆転してきます。

-北窓選手の意外な一面は

万代 女子力が高いっていう。かわいいなって思います。宿舎の部屋の話になるんですけど、カーテンもベッドも本当にかわいいんですよ。そこかな。ちゃんとこだわってるから、しっかりしてるんだなっていうのはありますね。

北窓 めちゃくちゃこだわりました。韓国風みたいな。

(インタビュー<3>につづく)

◆万代真奈美(まんだい・まなみ)1998年(平10)5月17日、島根県松江市生まれ。小3で競技を開始。岡山・就実中から就実高に進み、3時には春高バレー準優勝。筑波大では1年時の全日本インカレで準優勝、2、3年時にV。3年連続でセッター賞を受賞し、4年時にはユニバーシアード代表主将を務めた。21年に久光に入団。身長168センチのセッター。

◆北窓絢音(きたまど・あやね)2004年(平16)7月6日、島根県松江市生まれ。姉の影響により小1で競技を開始。山口・誠英高3年時の春高バレーでは準優勝に貢献。23年に久光に入団し、同4月のアジアクラブ選手権でデビュー。7月のVサマーリーグ西部大会では主力として活躍し、フレッシュスター賞を受賞した。身長183センチのアウトサイドヒッター。