男子日本代表が白星発進を決めた。21年東京五輪銅メダルで、今大会でのパリ切符獲得を目指すアルゼンチンに3-1で逆転勝ち。

西田有志(24=パナソニック)が両軍最多の24得点をマークして攻撃をけん引した。チームは既にパリ五輪出場権を獲得しており、4月下旬までイタリア・セリエAでプレーした石川祐希(28=ペルージャ)と高橋藍(22、サントリーに移籍)は調整を優先。ブラジル大会は主軸2人がメンバー外の中でしっかり勝利し、今夏の本番へ層の厚さを示した。

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セットカウント1-1で迎えた第3セット(S)。24-23から、西田が鋭いスパイクをたたき込んだ。先にセットポイントを握りながら連続失点で追い上げられた嫌な流れを、その左腕で断ち切った。第1Sこそ落としたが、そこから3セットを連取。24得点を挙げて勝利に導いた左のエースは「全員が勝てる準備をして、この試合にかけてやってきたことが結果として出てよかった」と、笑顔でうなずいた。

大黒柱の石川、高橋藍が不在でも強さを示した。西田だけではない。激しいメンバー争いを繰り広げるアウトサイドヒッター陣も奮闘。チーム最年少20歳の甲斐がチーム2位の17得点をマークすれば、富田はサービスエース3本を含む14得点。猛アピールを見せた。

すでに出場を決めているパリ五輪への試金石となる今大会。西田は「厳しい戦いが続くけど、チームが勝っていく姿を見せる」と主軸としての自覚を示した。1戦1戦が本番に向けた重要な戦い。まずは着実に厚さを増している選手層で強敵を退けた。

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