広島ドラゴンフライズ(ワイルドカード)が琉球ゴールデンキングス(西地区2位)を破って通算2勝1敗とし、初優勝を飾った。ワイルドカードからの優勝は史上2クラブ目。3年連続で決勝に進んだ琉球は、2連覇を逃した。

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今季限りで引退する広島のレジェンド朝山正悟(42)が、最高の形で花道を飾った。

Bリーグ創設以前から広島でプレーする大ベテラン。2部(B2)時代の17-18年シーズン途中には、リーグ初の選手兼任監督を務めた。その後も中心選手として1部(B1)昇格に貢献するなど、長くチームをけん引。今季は出場機会は限られたものの、後輩たちを精神的に支えた。ポストシーズンでもベンチから大声で仲間を鼓舞した。

下馬評を覆してきたチームにとって、「朝さんのために」との思いは快進撃の原動力となった。司令塔の中村は決勝開幕前日、「最高の舞台で朝山さんと一緒に戦える。有終の美を飾ってもらいたい」と誓った。

負ければ最後の試合となるはずだった第2戦の逆転勝利後に、朝山は「なかなかゆっくりさせてくれない優しい仲間」と笑顔。チームの奮闘を称え、「最高の景色、てっぺんからの景色を見たい」と力を込めた。ラストシーズンを仲間と戦い抜き、最終決戦で頂点に立った。

◆朝山正悟(あさやま・しょうご) 1981年(昭56)6月1日生まれ、横浜市出身。東京・世田谷学園高から早大を経て04年に旧スーパーリーグの日立(現サンロッカーズ渋谷)入り。翌年にOSG(現三遠ネオフェニックス)に移籍した。レラカムイ北海道(現レバンガ北海道)を経て09年にアイシン(現シーホース三河)に移り、リーグ制覇や2度の全日本選手権優勝に貢献。三菱電機(現現名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)に所属した15年より広島ドラゴンフライズで活躍した。ポジションはシューティングガード兼スモールフォワード。192センチ、88キロ