混合ダブルス五輪2大会連続銅メダルの渡辺勇大(27)東野有紗(28)組(BIPROGY)が、13年にわたるペア生活に別れを告げた。台湾ペアに9-21、17-21でストレート負け。12年の「ワタガシ」結成から2人で歩んできた日々はひと区切りとなった。東野は桜本絢子(29)と女子ダブルスで28年ロサンゼルス五輪を目指す。渡辺はひとまず全日本社会人選手権(9月6~11日、鳥取)で田口真彩(18)とペアを組んで、リスタートする。女子ダブルスではパリ五輪銅の「シダマツ」志田千陽、松山奈未組も準々決勝で逆転負けを喫した。
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二人三脚に終止符を打つ時が来た。最後の「ワタガシ」を発表して大会連覇を目指したが、台湾ペアに0-2で完敗。東野は「最後にあまりうまくいかないゲームで終わったことが悔しい」と言ったが、お互いに歩んだ道のりに悔いはない。
渡辺 間違いなく一番成長させてくれたパートナーでした。長い間やってこれて本当に幸せでした。
東野 ユータ君がいなかったら、ここまで来られなかった。
福島・富岡第一中の1学年違いで、12年にペアを結成した。シングルス、ダブルスに比べて「お荷物くらいに言われてた」(東野)という混合ダブルスで、結果を出し続けた。18年3月の全英オープン初制覇、21年東京五輪銅メダル、そして24年パリ五輪銅メダル。実力で、同種目の知名度を大きく向上させた。
今後は新しいパートナーと、それぞれの道を歩む。東野は女子ダブルスで、渡辺はひとまず混合ダブルスを続行する。渡辺は「まだお互いに競技人生は続く。また応援してくれれば幸いです」。東野は「まだまだ競技生活は続く。それぞれの道で応援してくれたらうれしいです」。最後の言葉も、2人一緒だった。


