ベテランも負けていません! 宇都宮ブレックスの渡邉裕規が持ち前の爆発力を見せ、快勝を演出した。

スタメンで出場し、前半のリード(37-25)に貢献すると、第3Qに爆発した。2分そこそこの間に2本の3Pシュートをオープンで決める。見事だったのはそのあとだ。ドリブルしながらパスの出し所がないと見るや、ステップバックから3Pシュート。このQだけで3本の3Pシュートを入れた。

アップテンポなブラスウェルバスケに食らい付く36歳。

「今シーズンは速いテンポで行くとヘッドコーチが言っているのだから、若手もベテランも関係ない。そこで結果を出すか出さないか。確かに練習からキツイけど、楽に結果を出せるようなスポーツではないから」

試合前には、村岸航や高島紳司と一緒にウオーミングアップとは言えないほどの強度でシュート練習をこなす。しかし、妥協は一切ない。

8月31日の信州戦では途中出場で21分12秒、この日はスタメンで22分7秒プレー。比江島慎、遠藤祐亮らが出ていないとはいえ、チーム3番目の年長者が連日コートを走り回る。

「昨シーズンとその前のシーズンは、体が動くかどうかすごく不安だった。昨シーズンは10分出られれば満足していたけど、今シーズンは長くても大丈夫。動けているし、いつでも準備は出来ている」

アップテンポのバスケで若返ったかのように、この2試合、躍動している。「この速いペースを落とさず、上げていく事が出来れば、もっといいバスケが出来る」。今季はシーズンを通して「ナベタイム」の発動機会が増えそうだ。【沢田啓太郎】