フォルティウスがロコ・ソラーレを破り、SC軽井沢クとの決勝に進出した。

ロコ・ソラーレのコンシード(相手の勝ちを認める)によって勝利が決定。試合後、サード小野寺佳歩(33)は「正直ここでロコと当たりたくなかったなっていうのは正直あるけど、私たちは勝つしかないと思っているので、お互い気持ち良くゲームをやりきることができたので良かった」と振り返った。

小野寺とスキップ吉村紗也香(33)、ロコ・ソラーレのスキップ藤沢五月、サード吉田知那美(ともに34)、セカンド鈴木夕湖(33)は91年世代の同い年。両チームは良きライバルとして切磋琢磨(せっさたくま)してきた。ロコ・ソラーレへの思いを問われた小野寺は「そうですね…」と言って声を震わせ、リュックからハンカチを取り出し、涙を拭いながら「お互い本当にずっとやってきた仲間なので…でも本当に一緒にこのカーリング界を同世代のみんなで盛り上げてこれたのはすごくうれしいです」と、五輪への道が絶たれた盟友をおもんばかった。

さらにロコ・ソラーレのコーチは実父の小野寺亮二氏(64)が務める。試合中は対戦相手同士だが、試合後は親子に戻った。取材対応中、後ろを通過した小野寺亮二コーチから背中を2回ぽんぽんとたたかれ、勝利をたたえられた。

26年ミラノ・コルティナ五輪最終予選(12月、カナダ)出場権をかけて、決勝ではSC軽井沢クと対戦する。「ここからは私たちもロコの分までやる。強い姿を見せられるように頑張りたい」と誓い、気持ちを奮い立たせていた。

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