ロンドン五輪レスリング女子48キロ級金メダルの小原日登美(31=自衛隊)が史上2人目の快挙を果たした。防衛省で27日、自衛隊勢12人が帰国報告会を行い、小原と男子フリー66キロ級の米満達弘(26)の金メダリスト2人は、国家への貢献が顕著な隊員に贈られる「第1級賞詞」を受賞した。小原は世界4連覇を果たした08年に続き2度目で、重量挙げ東京、メキシコ五輪2連覇の三宅義信氏以来2人目の快挙。「今回は金メダルを取って頂けたのでさらにうれしい」と喜んだ。

 さらに2人には静岡・下田市の楠山市長から、約2キロの高級魚キンメダイが木製のたるに入った「きんめだる」も贈られた。そのダジャレを「プラチナメダル級」と評した米満は、同男子55キロ級銅メダルの湯元進一(27)やボクシング男子バンタム級銅メダルの清水聡(26)らにうながされて、しゃぶしゃぶパーティーを開くことを宣言。「みんなで“金メデタイ”鍋をして疲れを癒やします」と、ダジャレで応戦していた。