全日本柔道連盟は2日、アスリート委員会の発足を発表した。委員長に就任予定の田辺陽子・全柔連理事(48)が東京・文京区の講道館で会見。26日からの世界選手権(リオデジャネイロ)男子100キロ級代表の小野卓志(33)ら現役やロンドン五輪代表ら若手OB男女14人(うち2人は調整中)の委員が発表された。田辺理事は「第1回は9月以降。選手のための委員会にしたい」と話した。

 田辺理事らが選考した今回のメンバーの任期は来年6月まで。次期メンバーはアスリート委員内の選考委員会が決め、任期は2年になる。委員会では女子選手の役割拡大、引退後の生活設計、社会貢献など11項目を議題に話し合われることになる。オブザーバーとして同委員会に参加する谷亮子理事(37)は「選手あっての柔道。生の声で、実りのある委員会になってほしい」と話した。