<高校ラグビー:京都成章34-8秋田中央>◇1日◇3回戦◇花園

 秋田中央は8-34で京都成章に敗れ、46年ぶり2度目の8強進出を逃した。

 学校創立90周年の節目の元日を白星で飾れなかった。前半12分。自陣22メートル右中間ラックから左展開されて先制トライを許し、同17分にも連続トライを奪われた。後半に1トライを返す意地を見せたが、試合終了直前にもダメ押しトライを決められ、力尽きた。

 1大会3勝のチーム記録更新と秋田県勢として9年ぶりの8強進出を逃した。だが、古谷和義監督(31)は「泣くな。お前たちは最高だったよ。歴史をつくったよ。胸を張って帰ろう」とおえつする選手たちをねぎらった。右ロック吉田祐太主将(3年)は「みんな体を張った。相手が強かっただけ。(3年生の)おれたちは終わったけれど、中央高は終わらない。来年借りを返してくれるよな」とあいさつ。下級生たちは「オー」と雄たけびを上げてリベンジを誓った。古谷監督は「子供たちを誇りに思う。これを財産にして勝っていきたい」と新チームでの再スタートに意欲を見せた。