昨季4位のトヨタ自動車が初昇格した日野に36-14で勝利し、2勝目(1敗)を挙げた。日本代表のフランカー姫野和樹主将(24)が前半6分に先制トライを奪うと、同12分には相手3人を引きずりながら豪快なトライを決めた。ただ、この日はチームが反則を重ねて、後半には一時7点差まで詰め寄られた。

2トライの活躍を見せた姫野主将は試合後、「まだまだ。自分自身、全然満足していない。アタックよりもディフェンスで活躍したいと思っている。頭を使ってディフェンスをしたい」と猛省。続けて「途中、(反則が重なり)ストレスでチームがパニックになったのは僕の責任。水休憩の時にみんなとハグして『今にフォーカスしよう』と声を掛けて集中した。こういった経験をプラスに変えて、次のビッグゲームでリーダーシップを取りたい」と、22日の神戸製鋼戦に向けて気を引き締めた。

ホワイト監督も「姫野もこういう試合をして(ゲーム)マネジメントを学んだと思う。24歳の若いキャプテン。チームで育てていきたい」とさらなる成長を期待した。