ヤマハ発動機は27-7で東芝に逆転勝ちした。勝ち点を19に伸ばし、白組2位をキープした。

前半16分、ラインアウトモールでフッカー日野剛志(28)がトライを決め、7-7の同点に追いついた。同21分には、フランカーのクワッガ・スミス(25)のゲインで好機をつくると、FB五郎丸歩(32)のパスを受けたWTBゲリー・ラブスカフニ(22)が左隅に勝ち越しトライを決めた。清宮克幸監督(51)は「互いに得点するチャンスがあり、ヤマハがそこを生かせた。集中した試合運びだった」と快勝を喜んだ。

スクラムでペースをつかんだ。前半31分のマイボールスクラムでは先に頭が落ち、故意に崩したとみられ、コラプシングの反則を取られた。フロントローは頭が落ちないように、腰の高さを下げ、下から持ち上げるように修正した。その後のスクラムでは相手の反則を誘い、後半20分にはトライの起点となった。プロップ山本幸輝(27)は「互いに良いポジションの取り合いとなったが、よく修正できた」と振り返った。

次はキヤノン戦。12月の総合順位決定トーナメント1回戦をホームで開催するために、勝利で2位を死守したい。【大野祥一】