<水泳世界選手権>◇最終日◇4日◇バルセロナ

 競泳男子400メートル個人メドレーは初出場の19歳、瀬戸大也(JSS毛呂山)が自己ベストを1秒41更新する4分8秒69で制し、日本人で2009年大会男子100メートル背泳ぎの古賀淳也(第一三共)以来2大会ぶりで史上3人目の金メダリストになった。個人メドレーで世界の頂点に立つのは五輪を含めて日本人で初めてだった。

 優勝を期待された萩野公介(東洋大)は4分10秒77で5位に終わり、今大会3つ目のメダル獲得を逃した。

 400メートルメドレーリレーの男子(入江、北島、藤井、塩浦)は3分32秒26の4番手でゴールし、米国の失格で繰り上がって銅メダルを得た。女子(寺川、鈴木、星、上田)は3分58秒06の5位で、58秒70で泳いだ第1泳者の寺川綾は自身の100メートル背泳ぎの日本記録を0秒13更新した。

 女子400メートル個人メドレーの大塚美優(日体大)は4分39秒21で8位だった。

 今大会のメダルは競泳陣だけで、瀬戸の「金」以外は「銀」2、「銅」3の計6個で、昨年のロンドン五輪の計11個を下回った。